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儚い世界のお話を
今から早速始めます
暗ぁい森の魔女の家
不思議なモノが売っている
不気味なモノが売っている
ある日に僕は訪ねたよ
暗ぁい森の魔女の家
薬に人形 黒い骨
色んなモノが売ってたよ
僕は夢中で選んだよ
不気味で可愛いお人形
なんとお値段タダだってぇ
びっくりビックリ驚きだぁ
不気味で可愛いお人形
それは皆の身代わりで
燃やせば皆は燃えちゃうし
斬れば皆は斬れちゃうの
そんな魔法のお人形
僕は早速斬りました
そしたら皆は斬れちゃって
痛い痛いと泣きました
それがあまりにうるさくて
僕は人形燃やしたよ
そしたら皆は燃えちゃって
とても静かになりました
とても優しいお母さん
いつも無口なお父さん
仲が良かった榧口君(ひぐちくん)
僕を苛めた鷺宮君(さぎみやくん)
みぃんな静かになりました
僕はあまりに嬉しくて
絵本を読んで過ごしたよ
そしたらお腹が減ってきて
ご飯はまだー?と聞きました
皆は無視をしちゃってて
誰も答えてくれません
僕は何度も聞きました
ご飯まだー?と聞きました
お腹があまりに減ったので
暗ぁい森に行きました
しばらく歩いて着いたのは
暗ぁい森の魔女の家
魔女は僕に聞きました
お前は一体何をした?
正直に僕は答えます
みぃんな燃やして死んじゃった
そしたら魔女は怒ったよ
お前はなんて残酷なんだ
正直に僕は尋ねます
「ざんこく」って一体なぁに?
それは美味しい?食べれるの?
お腹が減って死にそうなんだ
魔女はお目目を丸くして
お前は馬鹿だと言いました
正直に僕は言いました
そんなの全然どうでもいいよ
それよりそれよりお腹が減った
なんでもいいから食べさせて?
魔女は持つ杖振った後
恐ろしい顔で言いました
早くお家に帰りなさい
寄り道をせずに帰りなさい
しょんぼりお家に帰る途中
おっきな苺を見つけたよ
僕はお腹が減ったので
おっきな苺を食べました
そしたらカラスが飛んで来て
カァカァ鳴いて言いました
魔女との約束破ったな?
絶対契約破ったな?
僕はカラスに聞きました
契約って何と聞きました
カラスはカァカァ答えます
寄り道したろと責めてきます
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