プロローグ

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少年は大地に立っていた。 周りは深い霧に覆われ、辛うじて自分の足元が見えるか見えない程度だ。 ゴゴゴゴゴ……。 空気が変わった。 足音?爆発音?…………違う、威圧感だ。 風もなく、深い霧が晴れていく……………人影が見える。 しかも1人ではない。何百人、何千人ものの人影がこちらを見ている。 だが、この状況にも関わらず少年は動じる様子も見せない。
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