プロローグ

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人影の内の1人が片手に持つものを振りかざした。カードだ。 途端にカードからは人とはかけ離れた生命体が放たれた。 その瞬間、次々と人影がカードを振りかざしては生命体を放つのが見えた。 先ほどまでの威圧はさらに重みを増し、少年を追い詰める。しかし、少年は全くといっても動じる様子を見せない。 むしろ微かな笑みを浮かべ、この状況を楽しんでいるかのようだ。 「さあ、行こうか。俺のスピリットたち!」 少年もまたカードを振りかざし、生命体を1体解き放った。 無謀にも少年は大人数の人影に突っ込んで行くのであった………。
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