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「なんだなんだ!その貧相な顔は。愛しの君が同じクラスにいるというのに……何だその体たらくは!!」
こいつは悪友その1で、東翔太郎。
顔はそこそこ良いのに残念な奴。
「いやいや。別に元気がないってわけじゃねぇけど…つうか誰が貧相だ!!それに、何で怒られてんの俺!」
「じゃあ、なんでトッキー微妙に疲れた顔してるの?」
「そこはスルーなんだな…俺…疲れてるのか?」
「いやぁ。私に聞かれても…」
こいつが悪友その2、高坂夏海。
トッキーというアダ名を流行らせた元凶。栗色のショートカットの女の子。
「そうか!悠真が疲れているのはアレだ!!妄想疲れってやつだ。大方、愛しの君であらぬ妄想をしていたのだろう?この変態め!!」
「変態に変態なんて言われたくねーよ。この幼女萌えが。」
「なっ、幼女ではない!!彼女達は聖女だ。女神だ!いや、天使だ!!」
「…幼女萌えは否定しないんだな。」
「んー私から言わせてもらえば二人とも変態には変わりないって事だね。」
『…フォローになってねぇぞ。』
「フォローしてないよ?」
『…………』
「すまなかった。悠真…」
「いや…俺も悪かった。翔太郎。」
「仲良しさんだね♪二人共。」
『ねぇよ!!』
とまぁ、これが俺の悪友…もとい親友達。
一番気を遣わなくて済む、一番居心地の良い場所。
だった…
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