粉雪

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   俺は一体……。  握っていたはずのハンドルはない。  いやギアもペダルもない。  光の中に投げ出された?  ここはどこだ?  車はどうした?  初めての感覚に戸惑う。  そんなとき突如目の前に半透明の少女が現れた。  少女は何もいわず俺を抱きしめる。  暖かい温もりが俺の全身を包み込む。 「一体君は?」  クスリと笑って彼女は消えていった。
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