粉雪

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   重い。まるで枷でもつけられてるように重い。  とうてい動かすことなどできるはずもない。  緑の少女はクスリと口角をあげる。  なんだなんだ?  一体彼女たちは何がしたいんだ。  俺の頭ではそれを理解することができない。 「チクショウ、どうなっていやがる」  イラついて言葉を吐き捨てる。  俺は一体どうなるのか?  イヤ今はここを抜け出すのが先決だ。  めいっぱいの力で手足を動かした。
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