第23話;消えた理由
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------ 「君はどうして泣いてるの?」 突然話しかけられて、振り向くと そこには、私より背が高い男の子が立っていた。 『・・・泣いてないよ』 私は、にこりと微笑む。 「・・・そう。 僕は、遠矢」 遠矢? 『私は・・・・鞠』 「鞠・・・・いい名前だ」 遠矢はそう言って、微笑んだ。 その笑顔に、私はときめいた。 「鞠は、どうしてここにいる?」
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