君との出会いは、

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 『‥ありがと、慧ちゃん』  侑李は、ふわっと笑って  また眼鏡をかけた。  俺も侑李と同じように  眼鏡をかけた。  『ふふっ、お揃いだね』  眼鏡を少しさげて  俺のことを見る。  そんな仕草も可愛くて  愛らしかった。  俺自信も侑李と同じ  眼鏡をかけていることが  嬉しいと思った。  『そろそろ‥帰るか』  『もう、帰るの?』  普通なら、今は  2時間目の授業中。  普通に授業を受けている  侑李にとっては  帰るには、早すぎる  時間なのだろう。  『侑李は、教室に戻りな?』  俺は、教科書を鞄に入れ  立ち上がった。  『待って!僕も帰るっ』  侑李が、大きな音を立て  立ち上がった。  『授業はいいの?』  『いつもサボりだから』  可愛い顔に眼鏡には  不釣合な発言で俺は、  思わず笑ってしまった。  『ふっ、なら帰ろうか』  『ふふっ‥うんっ』  満面の笑みで侑李は  大きく頷いた。  
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