涙の図書室

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 僕は、図書室で一人  泣いていた。  「ごめん‥、もう無理」  さっき突然、恋人に  告げられた言葉。  意味がわからなかった。  何故、そんな言葉を  告げられたのか‥  僕が何か嫌われる  ようなことした‥?  それなら、ちゃんと  謝るから‥  だから‥もう一度  戻ってきてよ‥、  『‥ひかぁっ‥』  名前を呼んでも  光は、もう戻ってこない。  『‥やだっ‥やだょ‥っ』  光が傍にいないなんて  絶対に嫌だよ‥  そんなの、僕には  耐えられないよ‥  
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