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「お嬢様がた、行き先はイーストハンプトンでよろしいでしょうか?」
「えぇ、よろしくお願いします」
一人悶えているオリヴィアを放っておいて、SPの一人に答える私。オリヴィア、おいていこうかしら?
「畏まりました。責任を持って警護いたします」
表情を崩さずそういったSPは、他の人達にフォーメーションの指示をし、先頭を歩き始める。
遅すぎず、速すぎず。子供の身体の私でも丁度よい速さ。
「VIP気分?」
「えぇ、ちょっといい気分だわ」
少しはオリヴィアの気持ちがわかった。
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