お買いもの.premier

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「到着しました」 研究所から数十分、外も眺められず退屈していた私たちは顔を輝かせた。 装甲車を降り、辺りを見回すと驚いた一般市民やセレブの視線が痛かった。 「まぁ、装甲車で来たものねぇ……」 それも、中から降りたのが白いワンピースの少女と制服を着た女性。オリヴィアならまだわかるが、この集団の中で私はかなり浮いていた。 そして20人ほどのサングラスをかけた黒服。 テンション駄々下がりの私に対し、オリヴィアは 「イーストハンプトンのブランドモール!私なんかが来れる日が来るなんてっ」 とテンション最高潮ではしゃいでいた。
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