お買いもの.premier

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「引き続き警護を頼む」 外で声が聞こえたかと思うと、2人の女性SPが部屋に入ってきた。 「えーと……どうすればいいのかしら?」 品物の置いていない部屋で困惑しながら辺りを見回していると、 「お待たせしました。コーディネートをさせていただきますミレイと申します」 と私たちが入ってきたドアとは違う場所から30歳ほどの女性が入ってきた。 白いスーツを着た彼女はスカートのポケットから小さなメジャーを取り出し、 「ウエストとヒップを測りますので、お洋服をお脱ぎになって頂けますでしょうか?」 と宣告した。 ・・・・・・ 「うぅ、羞恥プレイだ……」 真っ赤になりながら抵抗する私を取り押さえ、服をはぎ取ったオリヴィア。 そして微笑みを崩さず“すっぽんぽーん”な私の身体を測っていくミレイ。 しかしながら、ミレイのおかげで下着だけではなく上着やスカート、靴やアクセサリーも揃えることができた。 その分、私の精神は削られていったのだけれど。
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