発表・披露宴.premier

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「今日も例の如く機能検査ね」 文字が表示されている半透明のシートを指でスライドしながらフレンダが言う。 「ケーブルの感覚には馴れないわ……エネルギー持ってかれてる気がするのよね」 その隣を歩いている私は、インスタントのココナッツジュースをストローでちぅー、と吸いながらフレンダに不満を呟く。 「寝ている間や無負荷時の過剰電力をアメリカ中に送っているんだもの。それがあなたの仕事よ?我慢しなさい」 「役に立てるのは嬉しいけれど……」 ピッ、と指を立てながら私に話すフレンダに、ムスッとしながら呟く。 ……馴れないものは馴れないんだもの。
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