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―披露宴当日。
「諸君、ついに我々の成果、娘が世界の光を浴びる時が来た!」
数十分後に披露宴が迫ったアリアは、ローガンやフレンダ、上層部の面々とともに研究所の会議室の一室にいた。
水色の薄いフリルドレスを着てパイプ椅子に座るアリアは、アップにしたブロンドヘアーを左手で整えながらローガンに目を向けていた。
・・・・・・
「長官、参りましょう」
ローガンが初老の男性に会議室のドアを開け、会場へ向かう面々がそれに続く。
「アリア、行ってらっしゃい」
「うん、しっかり仕事してくるわ」
手を振っているオリヴィアに笑顔を返し、アリアもローガンに続く。
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