プロローグ

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いや、もう一匹と言った方がいいかな。実家から連れてきた年寄りで鍵しっぽのジャム。結婚する前から飼っていて、家族の中で一番私に懐いていたので連れてきました。 寝転ぶジャムを私が撫でてあげる。 すると嬉しそうに喉を鳴らすジャム。 これがあの日までの日課でした。 あの日までは…。 その日はとても暑い日でした。 いつものように家事を終わらせ、読書をしようと縁側に向かったのです。 すると電話がかかってきたのです。
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