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｢まぁ､なんだ…｡
海斗も来て全員揃ったし
飲みなおそうぜ？｣
私が作ってしまった
暗い雰囲気の中
声を出した勇者が居た
夕夜だ………
｢まぁ､そうだね！
皆､飲も飲も！｣
｢そうですね｡｣
夕夜に引き続き
杏里､海斗も頷き
海斗は席に戻り
お酒を店員に頼み
杏里はお酒のつまみの
唐揚げをﾊﾟｸﾊﾟｸ食べる
その他の皆も各自
お酒を飲んだり
連絡先を交換していた
すると､海斗は
｢瀬李先輩､連絡先
交換しませんか？｣
｢え…………｣
｢ダメですか？｣
｢ダメじゃないけど……｣
'だって､私､貴方の事
忘れてて､それに
貴方本人に誰？って
言ったんだよ？'と
私は頭の中で
ぐるぐると考えていて
それがわかったのか
海斗はﾆｺっと笑うと
｢昔を思い出せなくても
これからがあるから
大丈夫ですよ｡｣
｢…わかった､交換しよっか！｣
海斗と私はお互い
携帯を出し
お互いの連絡先を
赤外線通信でお互いの
携帯に入れ
私の携帯には'海斗'
海斗の携帯には'瀬李先輩'
と名前が入った
｢今度､ドライブ
誘っていいですか？｣
｢…仕事が入ってなかったら｣
｢仕事何してるんですか？｣
｢喫茶店だよ｣
私達は周りを
忘れたかの様に
お互いの好きな事や
最近あった事などを
話し合った━…
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