再会

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「何々ー?もう 打ち明けてんのー?」 楽しく会話していた 海斗と私に 酔っ払ってる 杏里が私の 腕に抱き着き 絡みだした 「何、杏里もう 酔ってるの?」 私は呆れたように 自分の腕に抱き着き 顔を赤く染めて ヘラヘラしてる杏里に 言うと杏里は '酔ってませーん'と 頬を膨らませて言うが それはもう 酔っているとしか言えない 「杏里先輩もう 酔ってるじゃないですか」 「本人は酔ってない みたいよ?」 笑いながら言う海斗に 困ったように私は 返事をすると 杏里はまたヘラヘラして 「夕夜くーん! 私達も瀬李と 九条クンみたいに らぶらぶしよー!」 次は夕夜君に 絡みだした杏里は もうただ酔っ払いに しかみえない 「杏里ちゃん、ちょっと 酔い冷まそうか?」 もうただの酔っ払い化した 杏里に苦笑いを しながら夕夜は お水の入ったグラスを持ち 杏里に渡そうとするが 中々受け取らない 「ほら、杏里 グラス受け取らなきゃ」 「お酒しか 受け取りませーん」 声をかけるが 杏里はヘラヘラしながら 'カシオレもう一杯ー!' と店員に注文をする 私は'やめてくれ'と 思いながらも 酔った杏里はもう 誰にも止められない 「杏里さん、もう 酔っちゃいましたね」 「あぁ、そうだね」 苦笑いをしていた私に 話しかけて来たのは 少しぶりっ子な 真白だった 「西園さんの事は 杏里さんからよく 聞いてました」 「杏里といつから 知り合いなの?」 「高校からです」 ニコニコと笑いながら話す 真白に私も 笑いながら真白と 楽しそうに談笑をしていると 真白が少し考えたそぶりを するので私が 'どうしたの?'って 聞くと、真白は 「あの、西園さんの事 瀬李さんって 呼んでもいいですかぁ?」 少し照れたように 名前呼びがしたいと 言ってきたので 私は'いいよ、私も真白 ちゃんって呼んでいい?'と 真白に聞くと 'もちろんです!'と 人当たりがいい笑みで 返してきた。
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