再会

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「そういえば、誰が来るの?」 私と杏里は夢幻に 向かうために 私が一人暮らししている アパートから飲み屋街への 道を歩いてる時に ふと思い杏里に 聞くと杏里は突然 'ふふふ'と怪しく 笑いだした…危険人物だ 「えっとねー! 私でしょー?瀬李でしょー? 真白でしょー?美奈でしょー? 男の子はー セッティングした夕夜クンでしょー? 椿季クンでしょー? 千明クンでしょー? 四人目は秘密!!」 「えっ……何で?」 秘密にする事に 訳がわからなくて きょとんとする 私に杏里は更に 笑みを深くして 私の腕に抱き着く 「だってぇ! 四人目は、電話で 言ってた子だもん」 「はぁー」 'なんで、嬉しそうなの?' と聞くと'秘密'と返された 今日の杏里はいつもに増して わからない女みたいです 「ま、気にしないで!」 「へぇーへぇー」 まだ腕に抱き着く杏里を 無視したまま歩き続け 気がつくと飲み屋街の 中央まで来ていた 「あ、あれだよ!あれ!」 杏里が指指す方向を見ると 居酒屋ではないような 居酒屋━夢幻━があって その入口の前には 五人の男女が待っていた
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