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｢あ､杏里ちゃーん！｣
私と杏里が居酒屋､夢幻に
近づくと一人の男性が
こちらを振り向き
笑って杏里に手をふる
｢…知り合い？｣
｢そうだよ！合コンを
ｾｯﾃｨﾝｸﾞした夕夜ｸﾝだよ｣
私の言葉に返事を返すと
'夕夜ｸーﾝ'と私の腕を
掴んで五人の名前に
手をふりながら走り
立ち止まった
｢夕夜ｸﾝ！お待たせ！
皆もお待たせー｣
｢俺達も今､来たところだよ！｣
｢私達もー！｣
杏里の言葉に
五人の男女は
返事を返しﾆｯｺﾘと
笑うと夕夜が
'んぢゃ、入ろっか'
と言うと杏里が
｢あれー？もう一人は？｣
と'一人居ないじゃん！'と
周りをｷｮﾛｷｮﾛ見る杏里に
夕夜は苦笑いをして
'あいつは遅れてくるよ'と
ｷｮﾛｷｮﾛする杏里を止める
｢ま、そっちの方が
ちょうどいいしね｣
｢だろ！｣
杏里と夕夜は
訳のわからない
会話をしている
ただ一つわかる事は
もう一人来る人は
遅れて来るみたいだ
｢んじゃ、入ろーぜ｣
｢｢｢はーい！｣｣｣
話が終わった夕夜の
合図に皆は飲む前なのに
ﾃﾝｼｮﾝ高めで返事をして
ｿﾞﾛｿﾞﾛと店の中に
入って行った━…
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