好意の反報性

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講演会も終わり、宮澤くんと2人電車に乗り込む。 「よかった…講演会行って。」 「鈴木、さっきからそればっか。」 宮澤くんが笑う。 「もしかして、なにか 見つかりそう?」 「うん。そんな感じデス。宮澤くんありがとね。 やる気ない私を気にかけてくれて…」 「鈴木は何か夢中になってた方がいい。 これからも藤沢と笑ってろ。」 「なんか優しい… ありがと。」 2人で笑い合った。 私は新しいドキドキで 気づかなかった。 車内にいた 早見さんの存在に…
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