第1章:運命

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「な、なんもないですって!」 「そんな慌てんでも(笑)」 怜さんは何故かニヤニヤしている。 俺は怜さんがこの時何故笑っていたかを後で知る事になる。 「ほぉ~、神楽がねぇ…(笑)」 「ちょ、怜さん何なんすか!」 「ま、ごゆっくり~♪」 怜さんは嵐の様に現れて嵐の様に去って行った…。 彩香はクスクスと笑っている。 「あ~、怜さんほんま勘弁して欲しいわ~。あ、あれがうちの現在のNO.1の怜さん(笑)」 「さすがNO.1だね~♪盛り上げられちゃったね(笑)」 「まぁ確かにあの人は凄いねんなぁ~。普段は芸人みたいな人やけどな(笑)」 今思えばこの時間が彩香と俺の距離を縮めたんやなぁ…。 ほんまに嬉しかった。
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