第1章:運命

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「カグ~、元気ないね?」 俺はさっき泣いてた子の事を考えていた。 「カグ~?ねぇカグってば~」 「あ、ごめん何々どした?」 俺はハッと我に返った。 「今日のカグゎなんか変!」 「え~そんな事ないし!今日も里沙は可愛いし!」 俺が意味不明な事を言って里沙に怒られていると、聖がテーブルに来た。 「カグさん女の子泣かしちゃって気にしてるんですよね~(笑)」 「あほか!そんなんちゃう!」 テーブルを勢い良く叩いてしまったせいで、店の全員が驚いた。 すると後輩のアキラが来て 「カグさん、3番テーブルにめちゃくちゃ可愛い子から指名すよ」 「里沙ごめん!ちょっと待っとって?」 「わかった~(・ε・)ムー」 俺はふくれている里沙のほっぺたをつまんで、3番テーブルに向かった。
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