90人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
闇、闇、闇、ーーーーーー。
辺り一面に広がる「それ」は、離れる事なくあたしにまとわりついてくる。
逃げても、逃げても離れない。
「お前はもう、ニゲラレナイ」
ふと、頭によぎる言葉を思い出し体が震えだす。
…もう、今更引き返すことなんて出来ない。
そうしてあたしはこの先も闇をまとわりつかせ、生きて行くのだ。
だから、もう逃げない。
あたしは戦うよ?どんな事が起こ
ったって絶対守るから。
だからーーーーーーー離れて行かないで。
最初のコメントを投稿しよう!