プロローグ

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闇、闇、闇、ーーーーーー。 辺り一面に広がる「それ」は、離れる事なくあたしにまとわりついてくる。 逃げても、逃げても離れない。 「お前はもう、ニゲラレナイ」 ふと、頭によぎる言葉を思い出し体が震えだす。 …もう、今更引き返すことなんて出来ない。 そうしてあたしはこの先も闇をまとわりつかせ、生きて行くのだ。 だから、もう逃げない。 あたしは戦うよ?どんな事が起こ ったって絶対守るから。 だからーーーーーーー離れて行かないで。
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