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ただ私達姉妹がどうしても好きになれなかったのはみっちゃんの煙草とお酒だった。
家に喫煙者がいなかった為か、どうしても煙草の煙が好きにはなれなかった。
知恵がつき、煙草が身体によくないと知った私達はやめてほしいと何度もお願いした。
いつも私達のお願いを聞いてくれる優しいみっちゃんはそのお願いだけは聞き入れてくれなかった。
バレンタインや誕生日のメッセージには必ずと言っていいほど「煙草の吸いすぎ、お酒の飲み過ぎ注意。」と記した。
これが私達の口ぐせとなった。
そしてその頃のみっちゃんの口ぐせは「お前らの結婚はお父さんが許してもわいが許さん。」だった。
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