序章

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  『済まない、遅れた。モンゴメリー艦長何事です。』 深刻な顔で大型モニターを見つめている艦長。 『おお、ロイド隊長代理。来たか。 早速だが、これを見てくれ…』 艦長は手元のパネルを操作して、大型モニターに映像を出す。   『!!!!』 言葉を失った。 なんてこった!   『14分前の事だ。件の【ロゴス】のジブリール及び【ブルーコスモス】の切り札とされる大量破壊兵器により、プラント本土の一部が撃たれたらしい!』 俺はオペレーター席をみて、言った。 『ミランダ!』 一瞬で理解し、キーボードを叩きモニターに映像を回す。 『はいっ!この発射された大量破壊兵器は、前大戦末期に使用された【ジェネシス】と同等の破壊力との事です!友軍の被害は防衛艦隊の一部が沈黙しています。詳しい数は不明。現時点で二射目は報告されていません。』 『何処からだ!』 『月の裏側に発射施設が隠されていた模様。』
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