序章

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…。 …。 ビィィー!!ビィィー!!   『!なンだ!?』 仮眠中の俺はなるべくなら聴きたくない警報で叩き起こされた。 どうもかなりの事態らしい。 *ピピッ*   『お休みのトコロ、すみません!緊急事態です!』 オペレーターのミランダは凄い勢いでまくし立てる。モニターを通して事態の具合が伝わってくる。 『おはよー。なかなかのモーニングコールだな。心臓が口から飛び出しそうだったよ。』 『なにを呑気なこ‥! キャーッ!ちょ、ちょっとロイド。服、ふくぅ!』 真っ赤な顔でモニターな映っているミランダ、手で目を隠している様だが 俺は裸だった。寝るときはいつもだが。 『OK!すぐブリッジに向かう!』 手元にあった軍服をつかみ、袖を通す。
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