真夜中の非行

苦痛

ミチルちゃんがいる公園は割と大きめで住宅街とも距離があるので心置きなく大声で泣けました。

未来は、お医者になるしかないなんて自由が無さ過ぎで…

ミチルちゃんは、とても辛くなりました。

結婚する相手も親が決めた お医者の息子が許婚だなんて哀しすぎます。

もし、ミチルちゃんに子供が出来たら..

我が子に お医者になることを強要して育てなければなりません。

何だか、とても味気ない未来しかミチルちゃんにはないように思えました。

そんな未来を想像すると更に悲しく息苦しくなりました。

生きがいなんて全然ない…

親が決めた道を歩くだけの人生が幸せなのか疑問に感じられるのでした。

『私は誰の為に生きているの？
私には自由はないの！』

ミチルちゃんは、とても自身が惨めでした。

何だか泣くだけでは、とても心の傷が癒えそうもありません。

それほど..

ミチルちゃんの心は、とても日々の重圧に耐えきれず打ちのめされていたのです。