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スカーは一人部屋で考えていた。
(たしかに戦がなくなったら、おれたちは厄介者扱いされてしまうのだろうか
いや王に忠誠を誓った身だ
どうなろうとおれは桓を…世界に平和を…)
そんなことを考えていると…
「謀反だ~!」
スカー「!?謀反だと?フェイのやつ…まさか!」
ベッドから勢いよく起き上がってドアを開けた。そのとき
ガチャガチャ!
スカーの目の前には無数の槍が。
スカー「…これはどういうことだ。」
その問いに一人の衛兵が答える。
衛兵「スカー大将軍。畏れながら申し上げる。貴公に謀反の恐れありとある方から王に密告があったようだ。尋問の為ご同行いただきたい。」
スカー「濡れ衣だ。第一統一目前にしてなぜ抗う真似をしなければいけぬ。これまで桓のためにこの身を捧げてきて多くの戦友を亡くしてきたか…お前たちに我が忠誠の太さがわかるのか!」
スカーの声に身が竦む衛兵達。そこへ
?「おいおい…しらばっくれるのもいい加減にしろ。この首が全部吐いた。」
ゴロリと人間の頭がスカーの足元に転がってきた
スカー「!?…フェイルエル…」
足元に転がってきた頭の正体は第三将軍であるフェイルエルのものだった。
スカー「どういうことだ」
スカーの内からメラメラと炎が燃え上がってくる
しかしそれは消火された
?「今朝の会話を聞いていたんだよ。スカー?」
スカー「お前は!」
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