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?「おやおや…わたしなどを覚えていていただいて光栄至極に存じます」
スカー「南雲恭介!」
南雲「紹介ありがとう存ずる…えーと?あーそうだった。皆のもの…捕まえよ」
衛兵達がスカーの周りに群がり体の自由を奪っていく
スカー「南…雲。何を企んでいる。」
南雲「いやね…えーと。そうだった思いだした。」
スカー「相変わらずの忘れっぷりだな。それでよく諜報局局長なんて座にいられるなぁ……!?」
南雲「ようやく理解していただけたようですねぇ…えーと。そうそう今朝の会話を聞いてしまってね、第三将軍に問い詰めたわけですよ。しかしジョークだと一点張り。確たる証拠も自室からわんさかでてきたにもかかわらず…ね」
そんな話をしている間にスカーの手足は縄で締められた
スカー「あんな話を本気で言うやつがいるとおもうのか?」
南雲「…いやね?これが実に面白い話なんですよ。ちょっと王に話したら…王命によりフェイルエルの首をちょんぎっちゃえと(笑)」
スカー「デタラメだ!我が王が軽々と人を殺めたりなどせぬ!」
南雲「わ~お。すごい声の大きさ。」
南雲は耳をほじりながら話を進める
南雲「王も結構なお年ですからねぇ~おっと。統一目前にして疑心暗鬼…なのではないでしょうか。そーこーに!つけこんで邪魔者を一掃すると~」
スカー「…もういい」
南雲「…はい?なんと仰いました?」
スカー「お前と話していても無意味だ!王に直接お話し申し上げる!今のお前の口から漏れた計画もな」
南雲「あは!あはは!笑っちゃうよね!あんたさ~今の状況わかってんの?」
スカー「この細い紐のことか?」
スカーが南雲に睨みながら言う
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