ギルドキターーーーー!!

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とりあえず、これまでの経緯をエルザさんに話した。 かなり疑っていたが実際にジャジメントですの!の能力を使ったら信じてくれた。 だが、それがいけなかった。 「一瞬で移動する力か。 他にもそういった特殊な力があるのか?」 「まぁ、それなりには」 「そうか。では、一度勝負してくれないか?」 「はい?」 「よし!グレン。皆を連れて観客席に行ってくれ」 「此処でやるのか!?」 「なんだ?問題無いだろ?」 「まぁ、姉ちゃんはねぇだろうけど」 「ならばいいじゃないか。 ジュン、君もそれでいいだろ?」 「えっ?まだやるとはいっt「ほら、いいと言っているじゃないか」 畜生!話が勝手に進んでいきやがる!! 「分かったよ。 連れてけばいいんだろ? ついでに審判もやってやるよ。 ジュン気をつけろよ」 「助かる」 「お、おい!」 諦めんなよ!? なんで諦めるんだよ!! もっと頑張れよ!? 俺が地球温暖化に確実に貢献している男の真似をしているとトゥーナが話しかけてきた。 「…ジュン…頑張って…!!」 「うん。頑張る(キリッ」 そんなこんなで対戦の準備が整いましたよっと。 そして、エルザさんと対峙する俺。 「さぁ!全力で掛かって来い!!」 ―――――――― ―――――― ―――― ―― ― はい!回想終了!! まぁこれで、冒頭に戻る訳だ。 まったく、俺ってば単純ね! ⑨の真似しても何ともなられねぇ。 はぁ。腹くくるか。 「エルザさん。 始めるなら早くしましょう」 「ふふふ。急にやる気になったな」 「もう逃げられそうにないですしね。 それに、俺のマスターに『頑張って』って言われましたから」 「大した忠誠心だな。 なら、このコインが落ちたら開始だ」 そう言ってエルザさんはコインを弾いた。 ピィーン! 3mくらいの高さまで上がったコインは、ゆっくり回転しながら落ちてくる。 俺は、エリ〇シデータを作って構える。 エルザさんも虚空から片手剣を取り出し構えた。 柄の部分が羽根の様になっている剣だ。 何もそこまで似なくてもいいのに… そして、俺とエルザさんの丁度真ん中にコインが落ちた。
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