中間試験?そんなのパスして文化祭だ!

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  『遂に大変な盛り上がりを見せた男子の部も残すところラスト一人となってしまいました』 レーナの実況を聞きながら俺は控え室を出て、ステージに上がる階段を登っていた。 『お前ら!! コレが最後だと思って気を抜くな!』 戦場かよ…。 『エントリーナンバー28!!! このミスコンで唯一の使い魔の参加者! はっきり言って使い魔の参加ルールはこの人の為に造られたと言っても過言ではない筈だ! 一年Aクラス トゥーナ=ウェーバーの使い魔 ジュン!』 そのやたらに長かった紹介と共にステージに出た。 ウォォォォォォォォォォ!!! 轟く歓声に若干顔がひきつるが出来るだけ笑顔でステージの真ん中まで歩を進める。 『このミスコンの大トリを飾る彼が一体何をやってくれるのか非常に楽しみですね! それじゃあ、ジュン君! アピールよろしく!』 「あいあい、準備するからちょっと待ってな」 俺は創造の力で結構デカイスピーカーとヘッドマイク、オーディオプレーヤーなどを作る。 ちなみにこれらの機器は電気ではなく魔力で動くようにしておく。 会場の皆が、何か『何してんの?』って顔してるからそろそろ始めるか。 「えーっと、歌を歌いまーす!」  
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