中間試験?そんなのパスして文化祭だ!

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俺のアピールタイムから大体一時間程経ち、日は完全に落ちて辺りは暗くなった頃。 『結果発表はっじめるよ~!!!』 レーナの声に会場が湧く。 ステージの上には、俺達参加者全員が最初の顔見せ同様、横一列に並んで立っている。 この結果発表が終わりしだい後夜祭がある。 まぁ、後夜祭って言ってもグランドの真ん中でキャンプファイアしてそこに後片付けで出たゴミとかを投げ込んで燃やしたり、踊ったり、告白して、それの結果で祝ったり、慰めたりで一時間くらいワイワイやるだけの簡単な物だけど。 まぁ、その後、一年Aクラスは打ち上げがあるけど、カインだけ知らない。 事前に言ったら絶対断るだろうからミスコンに出る条件として言った『出たらなんでも言うこと聞く』をそのときに使うつもりだ。 『まずは、女子の部ね!』 女子の部は知り合い出てないからカット! ―――――――――― ――――――――― ―――――――― ――――――― ―――――― ――――― ―――― ――― ―― ― 『続いて男子の部だぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!』 やっとか。 『大混戦の男子の部! 投票数1000票で、なんと一位と二位が僅か2票差! まぁ、第三位までの人気がありすぎただけなんだけどね~。 それじゃあ、発表といこうか!』 レーナがそう言うとステージを照らしていたライトが消えて、お決まりのあのドラムの音が聞こえてくる。 『第三位! なんと同率で二人居ます! 投票数150票! ギーナ=グレゴリオ! サクヤ=ルナ!』 デンッ!という音と共に二人にライトが照らされる。 ギーナは純粋に喜んでいるらしく、笑顔でピョンピョン跳ねているが、サクヤは対照的に澄まし顔で一礼した。
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