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『ギーナ君への投票理由には、「ロリっ子萌え!」、「あんな魔力操作見たこと無い」などがありました。
サクヤ君は、「殺陣かっこいい」、「罵られたい」なんてのが大半でしたね』
「僕ロリじゃないよ!!!」
「誰ですか? 罵られたいとか書いた人は。気持ち悪いです、死んでください」
ロリっ子と言われて憤慨しているらしいギーナと冷めた目で毒舌をかますサクヤ。
しかし、その反応は投票した奴にとっては期待していたものであり、歓声が上がる。
そんな会場の反応にギーナは顔がひきつり、サクヤは額に青筋が浮かぶ。
『はーい! サクヤ君抑えてね~。
それじゃあ、会場の一部にナイフが降る前に二位の発表だよ!』
レーナが絶妙なタイミングで割り込みにより会場の一部にナイフが降る事はなかった。
『投票数323票!第二位は!』
先程と同じようにお決まりの音が鳴り響き、ライトがランダムに俺達参加者を照らす。
『カミト=レンゲル!』
「お、俺?」
『そうです! カミト君です!
投票理由は、「剣舞かっこよかった」、「綺麗だった」、「あんなお姉ちゃんが居たら嬉しい」、「あんな風に剣舞が舞えるようになりたい」などがありました。
変態が居ないじゃないかッ! つまらんッ!!』
「えぇっ!?」
求めるなよ、そんなもん…。
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