第三のチート接近的な何か

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  「ラァッ!!!」 何体目かも分からないガーディアンの首を刈り飛ばす。 ガーディアン単体では、原作通り大したことない。 しかし、原作と同じように数が半端なく多い。 一体倒すと三体増えている気がしてならない程全く数が減らない。 くそっ…!何体出てくるんだ!! 原作通りに無限ホップとかじゃねぇだろうな! 「早く帰らないとトゥーナが心配するだろうがッ!!!」 右手に持った災禍で目の前に居たガーディアンを真っ二つにし、左手に持っている鞘で、左のガーディアンの頭を殴り飛ばしながら怒鳴る。 まぁ、怒鳴ったところでこの狂戦士達に通じるとは思ってないが…。 「ゴガァァァァァッ!!!」 案の定、ガーディアン達は咆哮を上げて襲い掛かってくる。 「煉獄壱ノ型『獣爪』!!!」 突き進んで来た三体を獣爪で破壊する。 「そんなに参ノ型が見たいなら見せてやるよ!!!」 俺は後続のガーディアンが来る前に敢えてガーディアンの集団に突っ込む。 当然、ガーディアン達は俺に攻撃を加えようと大剣を振りかぶる。 残念だが、ソレを振り下ろす事はもう出来ねぇよ。 「煉獄参ノ型『一葬』!」 ガーディアン達が大剣を振り下ろすよりも速く俺は災禍を薙ぎ払うように振る。 すると、災禍の刀身の長さ一気に伸びてガーディアン達を文字どおり一掃する。 この技は壱ノ型、弐ノ型とは違い、斬撃を翔ばす事はなく、魔力でエネルギーの刃を作るという技だ。 B★RSのゲームにあったアタックスキル『BBブレード』を参考にしている。 上半身と下半身がお別れしたガーディアン達は一斉に白い炎に包まれて、消滅した。 でも、まだ油断は出来ない。 何故なら、ガーディアン達が召喚された魔方陣がまだ残っているから。 白い炎が完全に消え去ると数ある魔方陣の内、地面にあった一つの魔方陣が輝いた。 そこから出てきたのは白銀の狂戦士ではなく、深い灰色をした全身装甲の三メートルは有ろうかという巨人だった。 その巨人は手が異様に長く、首というものがなかった。頭が肩と一体化したような姿をしているのだ。 「おいおい、ガーディアンの次はゴーレムⅠかよ」 俺も流石にコレには呆れた。 これを送り付けてきてる奴は随分と人形遊びが好きみたいだな。
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