第三のチート接近的な何か

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  「『ダーク・レイ』」 黒い雨のような光が11体のゴーレムⅠに降る。 だけど、それはシールドバリアによって防がれ、エネルギーを削ることは出来たが、本体はダメージなど皆無だ。 すると、今度はこちらの番だと言いたげに一斉に長い腕をこちらに向け、ビームを乱射し始めた。 「『攻撃予測(アサルト・ヴィジョン)』!」 そのビームの弾幕をゲイルさんとの戦闘の際に目覚めたPSIを発動させて危なげなく避け、ゴーレムⅠに近づく。 弾幕を抜けた所で一番近くに居た奴に災禍で斬りかかるが、やはり、シールドバリアに防がれる。 『シールドエネルギーがある限りIS本体にダメージを与えられない事ぐらい貴方にも分かるでしょ?』 「あぁ、そうだな。 だけど、災禍を甘く見るなよ」 『はぁ?』 「たった今、完成した新作を見せてやるよ。 煉獄肆ノ型『暴食刃』」 一度、ゴーレムⅠから災禍を離し、肆ノ型を発動。 そして、もう一度ゴーレムⅠに災禍で斬り込む。 すると、今度はシールドバリアに防がれる事なくそのまま横一文字に切り裂いた。 俺がその場から離れると同時にその切り裂かれたゴーレムⅠが爆発する。 『そんな! ゴーレムⅠのシールドエネルギーはまだ有ったはずなのに、どうして!?』 「素が出てんぜ、アリスさんよ?」 『ッ!?』 「まぁ、そんな事よりなんで、切り裂けたかだったな。 簡単な事だよ。ただシールドバリアごと抉り取ったんだ」
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