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「助けてくれてサンキューな、もうすぐ新人戦なんだ。おかげで試合に出られる。」
と言ってニコリと微笑んだ。
ああ女の子達が騒ぐのもわかる気がする。
「いえいえ、じゃあ✋」
そう言って立ち去ろうとしたら、パシッと手首を捕まれてしまった。
(うわっ細い❗)
「なっ、名前教えてくれないかな?お礼したいし、俺は小学校もここなら知ってるかも知れないけど、川村 修人!!みんなからはしゅうって呼ばれてる。お前は?」
私は、眼鏡をかけながら少し悩んだあと
「神崎です。お礼なら今後関わらないでいただけると有りがたいです。」
と言って今度こそその場を立ち去ったのであった。
「かっけー。」
という彼の呟きが私に届くことなかった。
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