もうちょっとだけ

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  いつまで経っても部室に来ないコジを心配した俺は桃に後を任せて様子を見に来た。 掃除がまだ終わらないようだったら手伝ってやろうと思ってたらそこには俺の心配なんてよそにすやすや眠るコジがいた。 起こそうと思って近付いてみたけど、あまりにも気持ち良さそうに寝てるもんだから起こすのはなんだか忍びない。 しばらく寝顔を見てれば風になびく柔らかそうな髪が目に入る。 染めてるくせに枝毛なんて一本もない髪。 そっと触れてみればさらさらで気持ち良くて、しばらくそのまま触っていたらコジが急に身動いだ。  
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