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「まぁまぁ。俺がゴミを捨てる事で清掃員の仕事が増え、雇用が生まれる。結果としてこの資本主義経済を潤す事になる。俺偉大」
どんな理屈だ。
「地球は俺のゴミ箱だ!」
どやぁ!
なんて効果音が鳴りそうなほどのどや顔で言う森川。
こいつはどや顔で世界を狙える。
「あ~、お前、ステロイド食う?」
「誰が脂肪の塊なんて食うか」
正しくはストライド。毎日それを噛んでる奴が噛むなよ。
「まあ、気持ちは有難くもらっておくよ」
気持ちだけ。
ガムは、噛めない。
尻が大きいから。
「それにしても、お前よくメアド訊けたな」
「好みじゃ無かったけどな」
「それでも訊くんだな」
「ジーマさんは好みとかあんの?」
「別にないけど、ミス東大の子はマジで可愛い。アレはもう天使。めっちゃ好み」
「結局あんじゃねーか」
「森川さんは何か好みとかあるのか?あ、ロリ…」
「しね」
「え、あれ?俺って森川からそんな事言われるキャラだったっけ?そういうのはもっと、こう、この小説の作者にふさわしいんじゃ?」
「知るかボケ」
作者が自分を登場させないせいで、僕がひどい仕打ちを受けている。
出て来い作者。自分だけネタにしないなんてズルいぞ。
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