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そして次の日の朝。
「…かく…」
なんか声が聞こえる。
「たかくん起きて!」
「う……あと30分。」
「だめだよ。遅刻しちゃうよ?」
「じゃああと15分。」
「だからだめだって!もうしかたないわねぇ!」
真帆は貴明からふとんを掴んで引きはがした。
「うー寒い。誰だよ布団引きはがしたのわ!」
「私でーす!おはよう。たかくん。」
「おはよう真帆……ってなんで君がいるんだぁ!」
「あれ?おばさんから助っ人のこと聞いてなかった?」
「聞いてたけど、もしや……真帆が助っ人!?」
「そうよ!」
「うわー最悪だ。母さん絶対頼む相手まちがってるよ。」
「私じゃあ不満なわけ!」
「ああ!俺の最悪な日々が始まる。」
「ふん。じゃあ他の人にでも頼めば!!」
真帆は怒りながら俺の部屋のドアを勢いよくしめてでていった。
「あいつ…なに怒ってるんだし。」
俺はすぐに着替え、リビングに行ったが真帆はいなかった。もう学校に行ったらしい。
リビングのテーブルのうえにはサランラップがついた食べものと置き手紙がおいてあり、手紙には「朝ご飯つくっておいたので食べてください!真帆より」とかいてあった。
「真帆の作ったご飯はかなりおいしいんだよね!」
はぁーさっきはいいすぎたかもしれない……俺が悪いんだし、後でちゃんと謝って許してもらおうかな。
俺はご飯をすぐ食べ、制服に着替えて家をでた。
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