不幸すぎる少年

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 そんなぼくが嫌で、学校では、明るく振舞っていた。みんなに迷惑は、かけられない。  そんなぼくを周りの皆は、励ましてくれた。両親のいないぼくのために料理を作って持ってきてくれたり、家で一人は、寂しいだろうと言って毎日会いに来てくれる友達もいた。  そんな心優しい人達に励まされ徐々に悲しみは、なくなっていった。  だが、そんな心優しい人たちがいたのは『二年生』までだった。  ぼくの地獄とも言える日々は、三年生に上がってすぐに訪れた。 .
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