不幸すぎる少年

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 ぼくの嫌な予感は、よく当たる。  しかも、サプライズ付きで当たるのだ。 (あぁ、最悪にも程がある)  後ろには、ぼくの予感どおりの人物「近藤君」が仁王立ちしていた。  その顔は、例えようもないほどにおぞましい物だ。  しいて言うなれば、怒りそのものとしか言いようがない。ぼくは、なにか言い出す前に近藤君に腕を鷲掴みにされて引きずられる形で屋上まで連れて来られた。 .
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