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予想以上に集まったファンを見て 淳と涼は 驚いた。
改めて ファンの大切さ 有り難さを実感し 地元ファンの為に 決意をした。
「俺達は メジャーで通用するように 頑張るから 応援ヨロシク!」
千春は ライブを見て もう 届かない所に行ってしまった事を実感し 寂しさが込み上げ 一人 泣いていた。
帰り道 バスを待っていると 淳がギターを抱えて 走って来た。
「千春 必ず迎えに来るから…」
千春は 淳の肩にしがみつき 胸元に顔を埋め 泣き崩れた。
淳は 千春を抱きしめ 落ち着くのを待ち 千春にギターを渡した。
「このギターを 預かってくれないか?」
そのギターを どれだけ大切にしていたのかを知っているだけに 千春は 驚いた。
「いつか 必ず取りに来るからね。」
黄昏色に包まれた街並…
夕日か二人を暖かく見守るように 照らしていた。
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