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次の日 日曜日は 昼間 路上ライブを開いている。 土曜の夜より ファンが集まる。
そんな中 いつものように ショートヘアーの子が 隅の方で 演奏を聴いていた。
「淳 今日も来てるぞ。」
「あぁ…分かってるよ…」
夕方 演奏が終わり 集まっていたファンも 帰りはじめた。
「淳 早く追いかけろよ。」
淳は 「ふー」と 息を吐くと 女の子の所に向かった。
女の子に追いつくと ポンと肩を叩き 女の子は 驚いた顔で 振り向いた。
「いつも 来てくれてありがとう。」
女の子は 顔を赤く染め 俯いた。
「名前は?」
「桜木千春です…」
「俺…いつも 君を見ていたんだ…」
千春は 驚きを隠せなかった。
淳は 学校や住んでいる場所を教え 携帯番号とアドレスを教えた。
そして 千春も宇都宮に住んでいて 宇都宮市内の 県立高校に通っていた。
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