大好きな貴方

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大好きな貴方。 いつもふざけてる様で でも本当は芯が強くて 冷静な考えができて 優しくて、面白くて… 私が泣いた日は、 いつだって慰めて、 笑わせてくれる。 可愛い仕草も、 男らしいあの表情も、 私は全部大好きなの… 愛してる…誰よりも… …ねぇ、 ずっと一緒にいたいよ… 結婚しよって 言ってくれたよね 一緒になろうねって 言ってくれたよね 私達、まだ16歳だから 結婚も同棲も できない事知ってる。 お互いの親も親だから、 同棲すら認めてもらえないって事も 知ってる…。 結婚や同棲するのに、 どれくらいの お金と労働が必要かも 知ってる。 ここは現実。 少女漫画のような 夢物語みたいに 上手くいかない事だって 私達は分かってる。 どれだけ、 大変な事かは頭に 入れているつもり… …じゃあさ …いつになったら 私達、一緒になれるの?? …どうして、 こんなに近くにいるのに こんなに遠いんだろ… どうして、 こんなに好きなのに 一緒になれないんだろ… 早く一緒になりたいよ 「…そのうち、なれるから。」 …君らしい答えだね。 ごめんね また、泣いちゃった… 「泣いても良いんだよ」 ありがとう… 君に出逢えて、 本当に良かった… 『大好きだよっ…』 「…俺も。」 …強く抱き締め合った こんなに強く 抱き締め合ったのは 初めてだね。 …私は、そこに 確かに愛を感じた。 もう… このまま離れたくない… 「何また泣いてんだよ 泣き虫っ!!(笑)」 …そんな事を言いつつ 優しくしてくれる。 私の…大好きな、君。 …いつか …一緒になろうね。 「俺、ちょっと トイレ行ってくるわ。 支度してて。」 そう言って 閉じたドアに向かって 誰もいない部屋で、 私は独り言を言った 『ありがとう、 大好きだよっ…。』 …独りなのに、 また泣きそうになる。 幸せという感情に 浸りながら…       -完-
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