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「はぁ?
ウチのどこが悪魔なのさ!!」
「どこって…全部?」
ウチは机を思いっきり叩きつけて星野を睨みつけた。
「こら!
席に着け!」
星野は「残念だったね」と、ニッコリ笑顔で席に戻って行った。
チッ!
「ほら!
佐伯も座れ。
だいたいお前は新学期から遅刻か!?
まったく…」
そうブツブツ言っていたのは1年の時の担任の小野田だった。
またお前が担任かよ!
その時。
「くすくす」
笑い声…?
「ほら!
今日からこのクラスは新しい先生が担任を受け持つ
では久遠先生、挨拶を」
ウチは自分の目を疑った。
「今日からこのクラスの担任となる、久遠大和です。
よろしく」
な、なんで!?
大和が居るの!?
「ちょっと!!
なんであんたが!?」
ウチは思いっきり立ち上がった。
「なんでとはなんだ!佐伯!
座りなさい!!」
「くすくす」
アイツ…また笑いやがった!!
「チッ!」
ムカツク!!
ってか!?
大和が担任!?
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