がっこう

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「いいわよ、私は遠慮しとく。 私がいたんじゃ集中できない人がいるでしょ?」 「はい!」 「それで赤点でも採られて私のせいにされても困るし」 「どのみち赤点だ調子のんなばーか!」 「ひなた、その返しは悲しすぎるぞ」 二人して憐れんだ目。 やるせないような、まるで賞味期限の過ぎた納豆を見るような。 「あ、おいこかげ」 恐れ多くもこの私が話しかけてやることにする。 「なによ」 「納豆って賞味期限が過ぎるとどうなるんだ」 「え、腐るんじゃない?」 「はじめから腐ってるじゃねえか!!」 「いや、きっと取り返しのつかないくらい腐るのよ」 「ま、まじか。政治家くらいか?」 「人によるわね」 「実名あげていいか?」 「作品削除されていいならね」 ぶんぶんぶんぶん。 「賢明だわ」 「はいはい、ということでね、そ、腐った納豆みたいに修復不可能になる前に、二人とも仲良く勉強会しよっ」 いかにも上手くまとめました的な得意な表情でようこが言う。 「えー、別に修復不可能になっても、というか修復以前に仲良くねえよ」 「ハイそこでツンからのデレ!!」 「別に、ようこの顔を立てるだけだから、今回だけだからねっ!」 はっ、しまった! 「はい成立~」 ようこめ。
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