少年クラーケン

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 その時だった。  突然雲ひとつなかった青空が黒く染まり始め、そして―― 「な、なんだよ……、アレ?」  すっかり変わり果てた漆黒の空が二つに割れ、その間から……、えーと。なんていうか、こう……。  ゴワゴワってした、じゃなくて!  なんていうかニョローンでもなく……、いや!? ガイーンなのか!? むしろ心にズギューンと来る気もするし、どことなく幼女のような……いや、むしろ幼な妻的な?  とにかくそんな感じのモノが現れたのである!
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