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無駄にひょろ長い岡本に見下ろされると
めちゃ怖いんだよ!?
中学の時なんて、
私の頭片手で掴んで押し込むんだよ!?
「中学から思ってたんだけど
岡本環ってさぁ………」
卯月ちゃんが頬杖をつきながら口を開いた。
「俺が何?」
後ろから魔王の声がして
ひゅっと背中に電気が走った。
「いいえ、何でもないわぁ」
席に戻る魔王にニコニコした笑顔を向け
卯月ちゃんは流した。
私はビクビクして縮こまる。
切れ長な目で見られると怖くて体が固まっちゃう。
「じゃあ美波またね」
私の前の席を立ち卯月ちゃんはクラスに帰ってしまった。
あぁぁ……味方がいない。
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