春うらら

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オレの声はかなり低く、亮とは似ても似つかない。 あいつの成績なら、一時間授業をサボっても問題ないだろう。 そう思っていると、ドアが開いた。 亮と…クリクリの赤毛が入ってきた。 黒ブチ眼鏡を掛け、オドオドと下を向いている。 そばかすだらけの顔。 亮より少しばかり背が低く、ヒョロリと細い。 そいつが…暉なのは明白だった。 .
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