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居間の電気を点けた時、僕は絶句した。
そこには、母親アヤの身体が横たわっていた。
僕の為に用意されたであろうケーキとご馳走。
そのテーブルの脇の床に、横たわっているママ。
奇妙な形に曲がったまま動かないママ。
目をカッと見開いたまま……
顔と胸と床を、血に染めていた。
僕の視界に、血だらけの光るナイフが見えた。
僕の視界は、ママの身体に釘付けになったまま、動かす事が出来なかった。
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